2023.05.19.fri/箕面市立郷土資料館

さまざまな年代やジャンルのレコードや楽器などを展示する企画展「みのお音楽玉手箱」が、箕面市立郷土資料館で開催されています(7月5日・水曜日まで)。
展示は主に3つのコーナーに分かれていて、レコードと蓄音機の歴史を知ることができるコーナーでは、日本で初めて作られたニッポノホン社のレコード、ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」、子門真人「およげ!たいやきくん」のレコードなども並んでいます。
歌と道具のコーナーでは「ずいずいずっころばし」「夏は来ぬ」などの歌詞に出てくる道具が展示されています。田植えのときに苗を植える列が曲がらないよう、目印とする田植え縄や、苗を入れるかご、歌詞にある植物の写真パネルなどがあります。
楽器が展示されているコーナーでは、三味線や箏、バイオリンのほか、小学校で習うハーモニカやリコーダーなどがありました。
そして、実際の蓄音機を使っての実演も定期的に行われています。5月19日(金曜日)は、歌謡曲、民謡、クラシックなど7曲が披露され、訪れたかたは蓄音機から流れる味のある音に聴き入っていました。蓄音機の針は1曲ごとに交換し、曲の途中にゼンマイを回しながら、音楽を流していました。
同館の学芸員 馬場淳士さんは「聴こえてくる音は、柔らくあたたかいです。思い出が蘇る音楽を楽しんでください」と、蓄音機の魅力を話していました。によく来館するというかたは「実演のあった『ユモレスク』は、子どもの頃に発表会で演奏した思い出の曲で、とても懐かしかったです。蓄音機の優しい音色もいいですね」と話していました。
■郷土資料館企画展「みのお音楽玉手箱」
期間:4月21日(金曜日)〜7月5日(水曜日)午前10時〜午後5時(木曜日休館)
蓄音機の実演:5月26日(金曜日)、6月18日(日曜日)、24日(土曜日)午後2時〜1時間程度
定員:20人(当日整理券発行)
入場:無料
お問い合わせ:同館 電話番号072-723-2235
☆歴史のある蓄音機の実演をぜひ、体験してみてください。
思い出の音楽についてコメントが書かれた付せんメモがあります