2023.02.14.tue/箕面市立第三中学校
子どもたちに大人気の本「かいけつゾロリ」(ポプラ社出版)シリーズの著者で、児童書作家の原ゆたかさんが、2月14日(火曜日)、箕面市立第三中学校で講演会を行いました。
これは、2010年の「国民読書年」に箕面市が創設した子どもたち自身が好きな本を選び、賞を贈る「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」の取り組みの一環として行っている、オーサービジット(作家が学校を訪問し、本の楽しさを伝える事業)です。
今年度は、原ゆたかさんが、箕面市内の小・中学校を訪問し、「かいけつゾロリ」の制作過程の話や、作品に込めた思いなどを話しました。
第11回箕面・世界子どもの本アカデミー賞では、1700票を超える投票で「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」が、主演賞を受賞しています。
講演会当日、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていて、原さんのお話を興味深く聴いていました。質問コーナーでは「原さんにとって、ゾロリはどんな存在ですか?」という質問が飛び出し、原さんは「35年書いてきましたが、改めてゾロリの本を見てみると、ゾロリは毎回失敗しても夢に向かって頑張っていて、自分自身もゾロリの姿に励まされている。これからも書き続けていきたい」と答えていました。
また、原さんは「自分が興味のあること、好きなことを、学生の間にぜひともみつけて、将来好きなことにつながる仕事についてほしい。どんな仕事にも辛いことはあるけれど、好きなことなら乗りこえられると思うので。ゾロリの読者にはみんな幸せになってほしいです」と、生徒たちに向けて熱く語っていました。