教育現場などでDX!箕面市とコニカミノルタ株式会社が包括連携協定

2022.07.05.tue/高槻市

教育現場などでDX!箕面市とコニカミノルタ株式会社が包括連携協定

 箕面市では、教育や自治体、地域社会でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、コニカミノルタ株式会社と包括連携協定を、7月5日(火曜日)に締結しました。
 デジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術を用いて、効率化や新しい事業を実現させることを意味します。
 今回の包括連携協定では、教育現場だけでなく、自治体や中小企業、地域社会全体のDXを進め、地域の活性化と市民サービスの向上をはかる目的で締結されました。
 締結式当日は、上島一彦箕面市長、藤迫稔教育長、コニカミノルタ株式会社 代表執行役社長兼CEO 大幸利充さん(TOP画像中央)が、協定書に署名した後、コニカミノルタから、箕面市での教育DXでの取り組みやAIカメラを用いた最先端技術の紹介などがありました。
 現在、箕面市立小・中学校では、コニカミノルタ株式会社が開発したクラウド型学習支援ソフト「tomoLinks」を活用していますが、指導をする教員を育成するために、授業を診断できる取り組みも始まっています。文部科学省の「新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業」と呼ばれる実証事業で、箕面市立彩都の丘学園、北小学校、箕面小学校、第一中学校では、AIカメラを教室に設置。授業中の児童の視点などを解析し、授業内容を数値化することで、客観的なデータを見ながら、教員育成を行っています。
 このような最先端の技術は、教育現場だけでなく、市民サービスにも生かすことができるしくみも検討されています。例えば、街中に設置されたAIカメラから、地震や災害が発生した際、スマートフォンを活用してアラートを出したり、地域住民に避難を促したりするようなしくみも開発中だそうです。
 締結式後、みのおエフエムの取材に応じたコニカミノルタ株式会社 ICW事業部部長 杉本哲哉さん(組み写真3段目左側)は「数値化された授業内容を教員が見て、教員自身が気付き自主的に改善に取り組む姿を見て、支援することにやりがいを感じています」と話していました。
 また、箕面市学校教育室の三島新平室長(組み写真3段目右側)は「今まで以上に、箕面市の子どもたちに、より良い教育ができるよう取り組んでいきます」と意気込みを話しました。

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