2022.06.13.mon/粟生間谷東地区
箕面市の東部、大阪モノレールが見渡せる粟生間谷地区で、農地の一部を活用して育てている花菖蒲が、今年も見頃を迎えました。育てているのは、地元の農家のかた。田畑が広がる農地の一画に「みなさんに楽しんでもらいたい」と、およそ200株の花菖蒲を植え、2000年から育てています。
日本で古くから栽培されている花菖蒲は、花の色が、紫や白、黄色や桃色などさまざまで、花弁の付け根は黄色く、斑が入ったものや八重に咲くものなど、たくさんの品種があります。
6月13日(月)には、近くの粟生幼稚園の子どもたちが見学に訪れました。この、花菖蒲をとおした交流は22年続いていて、この日、子どもたちは、花菖蒲を見学したり、田植えが終わったばかりの田んぼで生き物観察をしたりしました。
子どもたちは「薄紫色のお花がきれいだったよ。田んぼではオタマジヤクシも見つけたよ」とうれしそうに話していました。
みのおエフエムの取材リポーターは「花菖蒲を育てている農家のかたが『子どもたちとの交流が楽しくて、私のほうが元気をもらっています』と仰っていたことが印象的だった」と話していました。
花菖蒲が咲く粟生間谷地区の農地では、現在の姿が見られるのは今年が最後となります。「花菖蒲をとおした交流は本当に幸せでした。これまで花菖蒲を楽しんでくれた子どもたちや、地域のみなさん全てに感謝の気持ちを伝えたいです」と花菖蒲との22年間を振り返っておられました。