箕面の「ゆず」で電気を作ろう!親子実験教室

2021.06.27.sun/大阪青山大学

箕面の「ゆず」で電気を作ろう!親子実験教室

 6月27日(日曜日)、大阪青山大学で、親子で行う科学実験教室が開かれ、今回は箕面特産の「ゆず」で電気を作る公開講座が行われました。健康科学部 子ども教育学科の萩原憲二教授が講師となり、電気が作られる仕組みや実験の方法などを分かりやすく解説していました。実験は、「ゆず」を使って電気を作り、LEDライトや小型のオルゴールを鳴らしてみようという内容です。
 今回実験で使用した材料は、導線や金属板、タレビンなどの容器、電気が発生したことを確かめるためのLEDライトやオルゴール、そして「ゆずジュース」です。
 実際にオルゴールが鳴ったときは、子どもたちのうれしそうな笑顔や歓声が会場いっぱいに溢れ、親子のコミュニケーションも充実した時間となっていました。
 実験の結果、少量のゆずジュースだけでは、オルゴールの音色も不安定で、LEDライトも点灯しませんでした。しかし、ジュースを入れた容器をいくつか「直列」に繋ぐことで、より大きな電気が発生し、オルゴールから流れている音楽もしっかりと聞き取ることができました。
 参加した小学生は、「金属板を『プラス』と『マイナス』に分けて差し込むところが難しかった」と実験の感想を話していました。
 講師を務めた萩原教授は、「なぜLEDライトがつかなかったのか」「どうやったらつくのか」という素朴な疑問を持ち、解決する楽しさを味わってほしいと呼びかけていました。
 ゆずの代わりに、「レモン」や「じゃがいも」でも同様に電気を作ることができるため、夏休みの自由研究にいかがでしょうか。

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