花菖蒲、美しく

2021.06.11.fri/粟生間谷地区

花菖蒲、美しく

 箕面市の東部、大阪モノレールが見渡せる粟生間谷地区で、農地を活用したミニ菖蒲園の花菖蒲が、今年も、5月下旬から6月上旬に満開を迎えました。菖蒲園を作って大切に育てているのは地元の農家のかた。田畑が広がる農地の一画に「みなさんに楽しんでもらいたい」と、およそ200株の花菖蒲を植え、2000年から育てています。
 花菖蒲は、古くから日本で愛されてきた花で、花の付け根に黄色の筋があるのが特徴です。花の色は、白、青、紫、ピンク、黄色などがあり、花びらに絞りや、斑模様が入ったものもあります。花は、直径10cm〜15cm程の大きさで、3枚の大きな花びらと、3枚の小さな花弁が直立する形をしていて、八重咲の品種もあります。
 毎年この花菖蒲を、地域の高齢者施設やお寺、公共施設などにおすそ分けされているほか、ミニ菖蒲園には、毎年、粟生幼稚園の園児たちが見学にやってきます。花菖蒲は、子どもたちと同じくらいの背丈で、なかには、花を見上げてみるお友達も。花菖蒲の見学以外にも、田植えのミニ体験など、子どもたちに自然と触れ合う体験を提供しています。
 「長年にわたり花菖蒲を心のいやしとして、楽しみながら育てています。たくさんのかたに励ましてもらい、園児たちからパワーをいただき、心から感謝しています」と話していました。(下段の写真は満開のときのものです)

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