公園の紫陽花、例年より早めの見頃を迎えました

2021.06.09.wed/杉谷南公園(船場西2)

公園の紫陽花、例年より早めの見頃を迎えました

 箕面市内の各所で、紫陽花が見ごろを迎えています。勝尾寺の紫陽花は毎年有名ですが、西脇公園南側の千里川支流沿いや、かやの幼稚園北側の歩道沿いなど、まちなかでも、いろいろな色のあじさいが見られます。
 船場西2丁目、市道小野原豊中線沿いにある「杉谷南公園」でも、紫や青、ピンク、白など200株をこえる色とりどりの紫陽花が、例年より早く見頃を迎えました。
 お世話をするのは、船場西にお住いの古川博美さん。杉谷南公園を始め、杉谷公園、新船場西公園など、船場西にある4カ所の公園の、桜や紫陽花、ツツジなどの剪定などを、長年ボランティアでされています。
 活動を始めたきっかけは、ウォーキング中に目にした公園のごみ。「せっかく体を動かすなら世間に役立つことをしよう」と、翌日から、ごみ拾いのボランティアにシフトしました。ごみ拾いを続けるうち、今度はあまりにも多い雑草に手を焼きます。抜いても抜いても次々とはえる雑草。どうしたものかと考えた末、市の公園管理のセクションにも相談・承認の上、紫陽花を植えることになりました(低木などを植えることで雑草の日当たりが悪くなり育成を抑えられるため)。新船場西公園で活動グループと一緒に育てていた紫陽花の挿し芽から苗を育て、およそ150本を杉谷南公園の雑草地帯へ植え付けました。毎年花が落ちる頃には、翌年のために、花から脇芽までの節をバッサリ剪定します。水やりなどは近所のかたも手伝い、地域のみなさんもこの季節を楽しみにしています。
 古川さんは、昨年のみのおエフエムの取材で、「紫陽花は公園の雑草対策として植え始めたものです。世話は、安心安全で快適なまちづくりのために続けています」と話してくださいました。
 晴天が続くなか、紫陽花たちは、もう少しおしめりがほしいと、少しこうべを垂れていました。

page top