2021.04.09.fri/みのお本通り商店街北入口付近
放置自転車の防止を呼びかける小学生の絵画コンクールで、優秀作品に選ばれた6人の作品が、それぞれA1サイズの路面シートに加工され、放置自転車が多い阪急箕面駅前の、みのお本通り商店街の入口、池田泉州銀行東側の路面に貼り付けられています。
絵画コンクールは、箕面市立小学校の4年生から6年生を対象に、放置自転車の防止、駐輪マナーの向上をテーマに、箕面市が2年ごとに募集しています。今回は294作品の応募があり、最優秀賞1人、優秀賞5人が選ばれました。
今年1月にメイプルホールロビーで全作品が展示されましたが、2月20日に予定されていた表彰式は、コロナウイルスの影響で中止となり、表彰状は郵送されたということです。
入賞した作品は、「大好きな街・箕面 みんなできれいな街にしよう」というスローガンに、自転車がたくさん放置されているようすと、きれいに駐輪されているようすを使用前・使用後で表現した絵や、「ここにとめたらアカン」という一文字ずつの文字パネルを子どもたちが怒った顔で持っている絵、「まぁいっか・・・ その行動がめいわくに!」というスローガンと点字ブロックの上にとめられた自転車が泣いている絵など、大人が見てハッとする作品ばかりです。なかでも、最優秀賞に選ばれたのは、豊川南小学校の新6年生・金川知依穂(かながわ ちいほ)さんの作品で、点字ブロックが擬人化され、「上に置かないで」と両手を前に出してSTOPと止めているようすが表現されています。金川さんは、みのおエフエムの電話取材で「授業で点字ブロックのことを教えてもらいました。点字ブロックの上に自転車がとまっていると、目の不自由なかたが通るときに狭くなったり、けがをしてしまうかもしれません。絵は、誰かのために役に立つならと思い、夏休みに描きました。この絵を見て、点字ブロックの上に自転車をとめる人が減ったらうれしいです」と話していました。
子どもたちが描いた駐輪禁止の路面シートは、牧落駅や桜井駅周辺の迷惑駐輪が多い場所にも貼られています。