刑務所作業製品展示即売会

2021.03.05.fri/箕面市立グリーンホール

刑務所作業製品展示即売会

 3月5日(金曜)と6日(土曜)、箕面市立グリーンホールで、「刑務所作業製品展示即売会」が開催されました。これは、全国の受刑者が、社会復帰に向けて技術を習得するため、刑務所の中で作ったさまざまな製品を展示し、販売する催しです。
 罪を犯してしまった人が、社会の一員として立ち直ろうとするには、本人の強い気持ちが大切ですが、それだけではなかなか難しく、立ち直りを支援し、再び犯罪を繰り返さないために、地域の支えが必要です。箕面市では、保護司会を始めとする「更生保護4団体」と呼ばれる多くのボランティアが活動しています。「保護司会」「更生保護女性会」、犯罪や非行から立ち直ろうとする人のための就職先を紹介する「協力雇用主会」、そして「更生保護協会」の4団体です。
 「刑務所作業製品展示即売会」は、「箕面市更生保護協会」が、これらの更生保護団体のみなさんと協力して、毎年開催しています。
 展示・即売されたのは、タンスや家具といった大きなものから、靴やベルト、バック、革製品、石鹸、文房具、枕、七宝焼きの装飾品などさまざまで、通常よりも安価で販売されるとあって、毎年多くの来場者があります。特に枕が人気で、毎年開催2日間で完売するとのこと。
 また、今年は、恒例の「箕面市更生保護女性会」のお茶席は、コロナ禍のため残念ながら中止でしたが、代わりとして、手作り品が出展・即売されました。
 箕面市更生保護協会の寺内勇会長は、3月2日、みのおエフエムの番組に電話出演し、「昨年はコロナの影響で直前に中止になり、ご迷惑をおかけしました。今年は、準備万端、コロナ対策も万全を期しておりますので、ぜひ安心して、お買い物や、見にいらしてください」と来場を呼び掛けていました。

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