とんど祭

2021.01.15.fri/瀬川神社

とんど祭

 1月15日の小正月に、お正月に飾った注連飾りなどを持ち寄って焼き、無病息災を願う「とんど」の行事が、箕面市内の各寺社で行われました。
瀬川1丁目の瀬川神社でも、午前10時から「とんど祭」がスタート。氏子のみなさんが前日から準備した、人の形をしたやぐらに火がつけられ、参拝者が持参した正月飾りが次々と燃えていきます。火が勢いよく燃える「パチパチ」という音や、正月飾りの竹が燃えるときに出る「ドン!」という音が境内に響きました。
この「ドン!」という音が「とんど」と聞こえることが、行事名の由来になったそうです。やがて、年神さまを、今年の恵方(えほう)「南南東」へとお送りするため、やぐらの縄をその方角へ引き倒すと、炎は空高く舞い上がっていきました。
 今年は、新型コロナウイルスの影響もあって、境内の賽銭箱のそばにアルコール消毒液が設置されていたり、恒例の笹酒のふるまいが中止となるなど、自粛ムードがみられたものの、マスク姿の参拝客が次々とお正月飾りを燃やしていました。
 瀬川神社の田畑浩治宮司は、「今年は、コロナ禍で書初め大会が中止になったため、燃やす習字が無く、正月飾りもいつもより少なかった気もしますが、元日には多くのかたが初詣に来られました。健康や安全を願う、みなさんの気持ちが伝わってきたお正月でした」と話していました。

page top