手塚治虫さんが採集した昆虫の標本、期間限定で公開

2020.08.10.mon/箕面市立郷土資料館

手塚治虫さんが採集した昆虫の標本、期間限定で公開

 箕面市立郷土資料館で開催されている箕面の自然と昆虫をテーマにした企画展「箕面の自然と昆虫ー身近なSDGsー」で、漫画家・手塚治虫さんが中学時代に採集した昆虫の標本が、8月26日水曜日まで期間限定で公開されています。
 標本は、ドロノキハムシやマツトビゾウムシなど8種類14点で、いずれも甲虫の仲間です。小さいもので2mm〜3mm、大きいものでも1cm程度という小型昆虫の標本で、一つ一つに、手塚さん自筆の、採集した日付けと場所が書かれたラベルが添えられています。また、手塚さんが絵を描いた昆虫図鑑や、箕面の昆虫について描かれた漫画も展示されています。
 郷土資料館の学芸員 小川沙弥子さんは「ぜひ標本の小ささを体感していただきたいです。これほど小さい昆虫を標本にするのは大変なことで、図鑑の絵や漫画の緻密な表現と通じるものがあります。手塚さんのすごさを楽しんでください」と話していました。
 見学に訪れた箕面市在住の女性は「子どもの頃『ジャングル大帝 進めレオ!』や『リボンの騎士』など、手塚さんの漫画が大好きでした。昆虫標本はすごく小さくて、手塚さんは小さなものの命も大切にする人だったのだと感じました」と話していました。
☆開催期間:2020年8月26日水曜日までの午前10時〜午後5時。木曜日休館

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