「橋本亭」お披露目

2020.07.10.fri/箕面 滝道

「橋本亭」お披露目

 箕面・滝道の観光名所だった「橋本亭」が再建され、今年3月に竣工。7月10日に、関係者や滝道の商店会のかたなどへお披露目されました。
 「橋本亭」は、明治43年に滝道の「一の橋」のたもとに建てられた木造3階建ての旅館で、明治情緒あふれるたたずまいで、滝道の賑わいの中心として親しまれてきました。
 後継者の問題で休業が続き、建物が老朽化していたところを、平成16年に明治・大正時代の姿に復元され、リニューアルオープンを果たし、カフェやギャラリーのほか、イベントが実施できる複合施設として、多くの観光客が訪れていました。しかし、平成28年、裏山の崩落により建物が大きく損傷し、解体を余儀なくされました。
 明治・大正・昭和・平成と、100年以上にわたって箕面公園の歴史を見守ってきた「橋本亭」の復活を望む声は多く、箕面市は、橋本亭の復元を計画し、国の「地方創生拠点整備交付金制度」を獲得。整備・運営は箕面FMまちそだて株式会社が担当し、再び再建に取り組みました。明治情緒あふれる外観を復元し、木製の建具や、「結霜ガラス」とよばれる霜のような模様が広がるレトロなガラスなど、希少なパーツは残して、新たに箕面川を見下ろせるオープンデッキを設置するなど、「古き」と「新しき」を兼ね備えた建物として完成しました。イートインやテイクアウトの飲食営業や、ギャラリーなどの機能も備えられています。
 7月10日に行われた内覧会には、80人を超えるかたが訪れ、「完成を待っていた」「早くオープンしてほしい」など、今後の期待の声が寄せられました。

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