紫陽花繚乱

2020.06.10.wed/杉谷南公園(船場西2)

紫陽花繚乱

 梅雨に入り、箕面市内の各所で、紫陽花が見ごろを迎えています。船場西2丁目の小野原豊中線沿いにある杉谷南公園では、紫や青、ピンク、白など200株を超える色とりどりの紫陽花が咲き誇っています。
 お世話をするのは、船場西にお住いの古川博美さん。杉谷南公園を始め、杉谷公園、新船場西公園など、船場西にある4カ所の公園の、桜や紫陽花、ツツジなどの剪定などを長年ボランティアでされています。活動を始めたきっかけは、ウォーキング中に目にした公園のごみ。「せっかく体を動かすなら世間に役立つことをしよう」と、翌日から、ごみ拾いのボランティアにシフトしました。ごみ拾いを続けるうち、今度はあまりにも多い雑草に手を焼きます。抜いても抜いても次々とはえる雑草。どうしたものかと考えた末、市の公園管理のセクションにも相談・承認の上、紫陽花を植えることに。新船場西公園で活動グループと一緒に育てていた紫陽花の挿し芽から苗を育て、約150本を杉谷南公園の雑草地帯へ植え付けました。毎年花が落ちる頃には、翌年のために、花から脇芽までの節をバッサリ剪定します。最初の頃は、その作業を見ていた人から警察に「公園の花を切っている人がいる」と通報されたこともあったそうです。ボランティアを始めて10年以上のいまでは、水やりなどは近所のかたも手伝い、地域のみなさんもこの季節を楽しみにしています。
 古川さんは「紫陽花は公園の雑草対策として植え始めたものです。世話は、安心安全で快適なまちづくりのために続けています」と話しています。

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