イランの冬至ヤルダーを楽しむ

2019.12.20.fri/コムカフェ

イランの冬至ヤルダーを楽しむ

 冬至は、1年のうちでもっとも昼が短く、夜が長い日。日本では、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入る習慣があります。イランでは冬至を「ヤルダー」とよび、秋の終わりから冬を迎える夜にお祝いをします。そんなヤルダーを楽しむ催しが開かれ、イランや中東の文化を学んだり、興味があるかたなどが参加しました。
 ヤルダーについて教えてくださったのは、2015年に日本に来られたサレヒメヌシュさん。ヤルダーで使用する紅茶セットの使い方やナッツ、ドライフルーツ、ざくろ、スイカなどの食べ物、スパイスのカルダモン、クローヴ、サフランなどを紹介されました。ペルシャ文化の国では、冬至の日を太陽の誕生日(シャベ・ヤルダー)とし、日没が早いこの時期は太陽の赤が不足しているという考えから、赤いものを食べるそうです。一晩中ロウソクを灯し続けながら、太陽を象徴する赤い食べ物を食べることで1年を健康に過ごせると言われています、鮮やかな赤を基調にした食器や食べ物が飾られ、真紅の衣装を美しくまとったサレヒメヌシュさんにみなさんうっとりしていました。
 参加者の1人は「1つの国の中でたくさんの民族が暮らすイランの国やヤルダーの魅力を知ることができよかったです」と話していました。

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