「めんぎょ」の花見に集う人々

2016.04.02.sat/とんど山桜園(白島3丁目)

「めんぎょ」の花見に集う人々

4月2日(土曜日)、白島3丁目の「とんど山桜園」で、今年も「めんぎょ」の花見が行われ、大勢の人でにぎわいました。
「めんぎょ」は箕面の伝統的な花見の行事で、その日は仕事も学校も休んで山に行き、花見をしながら一日楽しく過ごすというものです。その名の由来は「免業」がなまったとも、「無縁経」からきているとも言われています。昭和30年代までは箕面の各地で行われ、その後途絶えていましたが、2009年から市民の有志により復活し、今では恒例の催しとして多くの人に親しまれています。
 桜の咲き具合は、八〜九分咲きといったところ。春の青空のもと、桜色と草の緑がよく映え、菜の花やレンギョウの黄色も見えます。ひときわ鮮やかな緋色は、四中茶華道部による野点の席。シュポオオオン!轟音と共に上がる白煙は、ポン菓子のふるまい。駆け回る子どもたちの歓声に、どこからかウグイスの声も流れてきます。
 桜の下でのんびりとくつろぎながら、人々は思い思いに過ごしています。子ども宝探しやクラフトコーナー、豚汁のふるまいもあり、楽しい春のひとときとなりました。
 この日は新たに、桜の植樹も行われました。地面を掘って苗を植え、支柱を添えて、水を注ぐ…このように、これまで少しずつ増やされてきた桜により、「とんど山桜園」は現在、みごとな桜の名所となっています。

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