第5回手をつなごうコンサート

2015.03.29.sun/メイプルホール

第5回手をつなごうコンサート

「手をつなごうコンサート」は、東日本大震災の被災者を支援するためのチャリティを目的として、震災のあった2011年から毎年、市民の有志が集まって実施してきました。
 5回目となる今回は、3月29日(日曜日)正午から、メイプルホール小ホールで開催されました。
 最初に、震災で亡くなったかたたちに対して、会場全体で黙とうが行われました。
 このコンサートで集められた募金は、山形県で被災者支援を行う団体「葉っぱ塾」に毎年寄付されています。今年はその「葉っぱ塾」から、代表の八木文明さんが初めて出席し、支援への感謝と、被災地の子どもたちの現状、支援の継続の必要性を訴えました。
コンサートには、15グループ・およそ140人が出演し、さまざまな歌や演奏を披露しました。子どもたちのリコーダー、おやじバンド、家族アンサンブル。
ブラスバンドの演奏に合わせてかわいいダンスを披露した子どもたち。
神奈川県からはるばる参加した夫婦デュオ。
迫力のシャウトで会場を熱狂させたゴスペルグループ。
コーラス、ウクレレ、オカリナ、琴など多彩な音楽を、子どもから大人までいろいろな年代の人たちが奏でていきました。
 飛び入り参加のコーナーでは、出演者と観客がハンドベルに挑戦し、ぶっつけ本番ながらもなんとか演奏を終え、盛んな拍手を浴びていました。
 いよいよ迎えたフィナーレは、全員で歌う「花は咲く」。
そして最後に、みんなで手をつないで「ふるさと」を歌いました。

発起人の成元雅子さんは、「続けることの難しさはいつも感じるが、終わったあとでは『やっぱりやって良かった』と思います。4年が過ぎ、震災がだんだん忘れられていくことに怖さを感じます。このコンサートが被災地を思い出すきっかけになればと願いながら、手をつなぐ人の輪をさらに広げて、来年の第6回を迎えたいです」と語りました。

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