巨大なかえると虹いろのさかな

2014.07.09.wed/箕面川(箕面西公園)

巨大なかえると虹いろのさかな

7月9日(水曜日)、西小学校の4年生を対象に「水辺の学校」が行われました。これは川に入って生き物を調べることで、身近な川の生態系を知り、環境への理解を深めるというものです。
朝9時過ぎ、学校の近くにある親水公園(箕面西公園)に、体操服姿でやってきた子どもたち。手網や水槽、バケツなどを持って、準備は万端整っています。
指導してくれるのは、猪名川河川事務所の職員のみなさんです。
まずは、水の中の生き物の探し方の説明から。
「こうやって、水中の石をひっくり返すと、その裏にくっついていたりします」
試しに、職員のかたが手網ですくってみます。のぞいてみると…
「あっ、ヤゴが入っています」
たった一回で!子どもたちから、どよめきの声が上がりました。
続いて、いよいよみんなで川に入ります。
最初は恐る恐る足を水につけて…といった感じでしたが、すぐに慣れて、あちこちに散らばっていきました。

「ほら、見て!これ!」
川に入ってまだいくらも経たないうちに、大物を捕まえた子がいました。
なんと、巨大なウシガエルです!
小さな水槽の中で、カエルは声も立てずに神妙にしています。
捕まえた子は、とても嬉しそうに、友だちに見せて回っていました。

あちこちで、虫や小魚が水揚げ(?)されていきます。
子どもたちは、首に下げたパンフレットと見比べながら、捕まえたものを調べます。いろいろな種類のヤゴ、ハサミムシに似た節足動物、サワガニ、小エビ。成虫のオニヤンマは、水辺に産卵に来ていたのでしょうか。
ひときわ大きく、美しい魚を捕まえた子もいました。
「これ、何の魚だろう?」「カワムツかな?アユ?」
胴は光沢のある青緑で、ピンクの縦じまが入っています。胸びれ、腹びれは鮮やかなオレンジ色。体長15センチほどでしょうか。
調べた結果、「オイカワ」という名前が判明しました。
この川には、こんなきれいな魚が住んでいるんだね。
子どもも大人も、しきりに感心していました。

この日は朝からかなり蒸し暑い日でしたが、子どもたちはひんやりした水に足を浸して、気持ち良さそう。教室を飛び出して、自然の中での授業に、どの顔もいきいきと輝いていました。

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