第6回 デンマークを知ろう!

2013.01.26.sat/みのお市民活動センター

第6回

1月26日(土曜日)午後1時30分から、みのお市民活動センターで行われた「第6回デンマークを知ろう!」。
 主催は、大阪大学外国語学部の石黒暢(いしぐろ・のぶ)准教授と、デンマーク語を学ぶ学生のみなさんで、毎年恒例の会となっています。会場には多くの市民が集まり、デンマークという国の風土、人々の暮らしについての発表に、耳を傾けました。
 発表を行った学生は、デンマークでの滞在・留学を通して経験したことを、スライドを交えて紹介していきました。小学校では少人数のクラス編成、教員数の充実、盛んなグループ学習や討論といった、特徴的な教育が行われており、映し出された子どもたちの姿からは、いきいきと学び遊ぶようすが伝わってきました。
 後半は三つのグループに分かれ、学生と参加者が同じテーブルで、意見を交わしました。そのうちの一つ、ワークショップ「クリスマスオーナメントづくり」では、デンマークの伝統的な切り紙細工に挑戦するという内容で、参加者は色違いの2枚の紙を手に、けっこう悪戦苦闘しながら、ハート型のオーナメントを作り上げていきました。童話で有名なアンデルセンも、切り紙細工が得意だったそうで、作品が現代に伝わっているそうです。
 それぞれのテーブルには、デンマークのお菓子も用意されました。クッキー、グミ、クラッカー、クリームチーズにレバーペースト…。そして一風変った味の「ラクリス」は、生薬の甘草を原料に作られたもので、デンマーク人はこれが大好き、とのこと。参加者のみなさんは、恐る恐る、真っ黒なラクリスを手にとって、味を確かめていました。
 学生と市民の、和やかな交流のひととき。遠いデンマークが、少し身近になったような、そんな催しでした。

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