2012.07.14.sat/箕面マーケットパークヴィソラ
「やっとさー、やっとやっと!」
7月14日土曜夕方、箕面マーケットパークヴィソラには、威勢のいい掛け声が響き渡りました。
北摂NPO寄付啓発プロジェクト「FUN FAN 阿波おどり」のスタートです。
買い物客でにぎわう週末のショッピングモールとあって、落語家の笑福亭学光さんの軽妙な司会の声に、会場には多くの人が集まってきました。
このイベントは、ファンドレイジングマラソンに参加しているNPO7団体の寄付金啓発運動のPRの場ということもあり、なにわ連によるパフォーマンスのあと、各団体の自己PRが行われました。でも、なぜNPOと阿波踊り?
ボランティアや寄付なども人任せ、行政任せにしないで、どうせなら「見ているよりも自分たちから参加して」という、阿波踊りの精神になぞらえて企画されました。
そして、いよいよ阿波おどりのレクチャータイム。フランスから来たという青年も参加し、見よう見まねで男おどりにチャレンジ。「とても楽しい!」と日本の伝統芸能を体感していました。
色とりどりの衣装に身を包み、なにわ連、大阪阿波連、噺家連、河内連ほか、各連の個性豊かな踊りが次々に披露されていきます。
学光さんも阿波おどり暦20年以上とのことで、噺家連を率います。力強くはねるような男踊り。しなやかな足裁きが艶やかな女踊り。そして、なんといっても観客の視線をさらっていたのは、各連の幼い子どもたちが踊る姿です。小さな手足をお囃子にあわせて右に左にと出す姿には、思わず頬が緩みます。
軽快なお囃子の音色に、観客もその場でリズムを取り、参加したい気持ちが盛り上がってきたところで、いよいよフィナーレ!
各連、NPO団体、観客が一緒になっての総踊りです。まさにヴィソラに踊りの渦ができた、にぎやかな練り歩きとなりました。