菜の花畑で会いましょう!− 第1回菜の花まつりin西小路

2012.04.07.sat/西小路3丁目

菜の花畑で会いましょう!−

 芦原公園の池の南側、鮮やかな黄色の花が風にそよぐ菜の花畑で、「第1回菜の花まつりin西小路」が開催されました。
 午後1時30分、まず登場したのは民謡サークル「どっこい」のみなさん。菜の花の中、赤いハッピがひときわ目立ちます。よく通る歌声と三味線、太鼓の音はのどかに流れて、畑の周りに集まった多くの人たちも耳を楽しませていました。
続いては「菜の花コーラス」の時間。「春が来た」「おぼろ月夜」「さくら」「花」「ふるさと」といった懐かしい唱歌・童謡を、歌唱指導に合わせてみんなで口ずさみました。

 ♪菜の花畑に 入り日うすれ…

歌を堪能したあとは、菜種油で炒めて作るポップコーンが畑の片隅に用意されました。、子どもたちが見守る中、トウモロコシの粒がフライパンの中でポコポコと威勢よく弾けて、ポップコーンに大変身!

あ、おいし♪

無料で振る舞われたポップコーンは、かすかな菜種油の風味が残っていて、すこぶる美味。菜の花に目を憩わせ、耳は音楽に安らぎ、最後は舌を喜ばせて、いろいろ楽しめる催しとなっていました。

まつりを主催したグループ「菜の花プロジェクトみのお」は、育てた菜の花から食用油や燃料を取り出すことで、環境について考え、持続可能な社会を目指す活動に取り組んでいます。昨年の10月に種をまき、草取りは除草剤を使わず人の手で行うなど、苦労して育てて来た菜の花だけに、無事に育った姿を見る関係者の目は、感慨もひとしおのようすでした。
 収穫した菜種は搾油器にかけて油を搾り取りますが、この400平方メートルの畑から取れるのは、ほんのわずかな量です。それでも純粋の箕面産菜種油であり、心待ちにしているかたも多いことでしょう。
 今年は春先寒かった影響もあって、この畑で菜の花が満開を迎えるのは、もう少し後になりそうです。これからしばらくの間、この菜の花たちは、道行く人の目を和ませてくれることでしょう。

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