2012.03.08.thu/彩都の丘学園
2011年4月に、箕面市彩都地区に開校した「彩都の丘学園」。先ごろ、待ちに待った校歌が完成し、子どもたちは新しい校歌の練習に励んでいます。
校歌を作ったのは「ロバの音楽座」のリーダー、松本雅隆(まつもと・がりゅう)さん。ヨーロッパの古楽器などを用いた演奏で全国を回っているグループで、学園の保護者と松本さんが知り合いだった縁で、校歌の制作が依頼されました。その後、松本さんは演奏旅行で北海道へ向かうとき、フェリーのデッキから東北の被災地沿岸を見つめているうちに、曲想が湧いてきたそうです。「この地球を大切にしよう…そんな思いを込めて作りました」
3月8日(木曜日)、「ロバの音楽座」のみなさんが、ツアー移動の合間をぬって彩都の丘学園を訪れました。学園の1年生から9年生(中3)まで、全員が体育館に集合し、練習してきた校歌を披露すると、松本さんたちはその歌声に聴き入りました。
♪ここは私たちのふるさと
♪彩都の丘 夢見る学園…
シンプルで覚えやすく、それでいて心に残る美しいメロディ。
リフレインでは手拍子も入るなど、既存のイメージにとらわれない校歌となっていました。
「よし、じゃあここで動きも入れてみよう」
松本さんの指導に、見よう見まねで左右にステップを踏む生徒たち。次第に興が乗ってきて、歌いながら生徒たちの顔も、いつしか笑顔にほころんでいました。ピアノに手拍子、足踏みとリコーダーまで加わって、歌声は体育館に満ちていきました。
生まれたばかりの新しい校歌。この先、末永く歌い継がれていくことでしょう。