第16回北摂けん玉道選手権大会

2011.02.27.sun/萱野小学校体育館

第16回北摂けん玉道選手権大会

カチャッ カチャッ カチャッ

けんと玉の触れ合うたくさんの音が、体育館に響きます。
2/27(日)萱野小学校の体育館で「第16回北摂けん玉道選手権大会」が行われ、関西各地から集まったおよそ百名の選手が、自慢の技を競い合いました。この大会は、日本けん玉協会北摂支部の主催で1996年に始まり、第2回大会からはずっと箕面で開催されてきました。
 午前10時30分から、開会のセレモニー。あいさつ、トロフィー(大型のけん玉)の返還、選手宣誓が行われたあと、予選競技開始です。参加者は「段の部1」「段の部2」「級の部1」「級の部2」の四部門に分かれ、規定の技十種目について各5回ずつ試技を行いました。一回成功するごとに1点で、50点満点。上位八人が決勝へ進めるとあって、選手たちはみな真剣な表情で、慎重な手さばきで技を決めていきました。
 午後からは決勝戦。トーナメント方式で、二人が同じ技に挑戦し、失敗した方が一本取られるというルールです。さすがに決勝に出てくる選手はみな相当ハイレベルで、実力は伯仲しなかなか決着がつきません。そんなときは、規定の技を連続で行って、先に全てを成功させた方を勝者とする「タイム競技」で勝敗を決めます。相手よりも早く、でも慎重に…カチャカチャカチャッ、まるで早回しのように手が、全身が動いて、かなりの迫力。ようやく勝負がつき、審判が勝者をコールすると、周囲からもほっと安堵したようなため息がもれました。
 けん玉は誰でも気軽に楽しめる遊びですが、スポーツとして、競技としても奥の深いものです。老若男女、大人も子どももハンデなし、まったく同じ土俵で競い合える稀有なもの。そんなけん玉に魅せられた人たちの、熱い戦いと交流の場。勝者も敗者も、みんなどこか気持ちよい表情で、大会を楽しんでいました。

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