橋下知事と箕面市議会の「空港問題に関する意見交換会」

2010.02.22.mon/箕面市立メイプルホール大ホール

橋下知事と箕面市議会の「空港問題に関する意見交換会」

 中長期的に伊丹空港の廃港を唱える橋下徹大阪府知事と箕面市議会の「空港問題に関する意見交換会」が行われ、立ち見の出るほどの市民が会場に詰め掛けました。
 進行役は、二石博昭議長がつとめ、23名の議員が壇上に並び、会派ごとの制限時間の範囲内で、橋下知事に意見をぶつけました。橋下知事は、関空アクセス開通を前提に伊丹廃港を訴えていますが、多くの議員から、北大阪急行線延伸計画の大阪府の協力について問いかけられると、かけひきのパフォーマンスを展開しました。
 終了後の囲み取材で橋下知事は、タッキー816の「ラジオを通して呼びかけを」との声に「(伊丹廃港論は)自分たちの今の利益と将来の大きな利益、これの天秤の問題。箕面市民のかたは伊丹まで確かに近いが、それを取り続けると、箕面だけでなく大阪の発展はない。将来世代に、競争力のある大阪を引き継がせるためには、ここはやはり我慢するところは我慢、親でも自分の食べたいものを我慢して子どもにご飯を食べさせる。そんな感覚でこの空港問題を考えていただいて、少々の不便が生じるかもしれないが、それに見合う莫大な効果は絶対に30年後に、ああ良かったなと思ってくれるものだと僕は確信している。それとは別にともかく、30〜40年前の関空問題のときに、伊丹の跡地の利用や伊丹廃港後のビジョンを出さなかった政治家の責任で空港問題はこういう風にボロボロになった。だから30年後の話なんていうのは、政治家が考える上で遠い話ではない。あっという間。だから、政治家がしっかりと方向性を示して、ぜひ、箕面市民のみなさんには、将来世代を考えた、良識ある判断をしていただいて、最後は市議会議員を突付いて、こういう方向じゃないと選挙で票を入れませんよ、としていくのが市民のメッセージ。しっかりと市民は議会にメッセージを突きつける。これが地方分権、地方主権だと思う。箕面市民に期待する。」と述べました。
 この模様は、FM81.6MHzで、2/27(土)19:30から放送します。

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