人命救助に対する消防協力者表彰

2009.09.15.tue/箕面市消防本部(箕面5-11-19)

人命救助に対する消防協力者表彰

9月15日(火曜日)箕面市消防本部の消防長室で、人命救助に対する消防協力者表彰がありました。
表彰を受けたのは、伊丹市の会社員・道本正行さん(61歳)。
8月28日(金曜日)午後3時30分頃、箕面公園の箕面川(売店「ほととぎす」南10メートル付近)で、男児(高槻在住・10歳)が深みでおぼれているのを通行人女性数名が発見。周囲に助けを求めたところ、時習堂をめざしていた道本さんが通りかかり、とっさの判断で7〜8メートル下の木に飛びつき川へ降り、男児を安全な場所まで避難させ、救急隊に引き継ぎました。男児は搬送先の病院で診療を受けたのち、無事夕方には帰宅。
社内でも安全委員会の事務局をしているという道本さんは、「まず自分の安全確保は社員にもいっていたこと。救急救命講習など数回受講したことがあり、とっさに体が動きました。抱きつかれたらどうしようという思いもありましたが、子どもさんは背中を見せておぼれていたので、片手でつかんで引き寄せました。反応がなかったので抱いたまま、救急隊に引き渡すまで30分ほど水中にいました。そのせいか、川から上がってすぐには体が震えて字が書けませんでしたね。」と笑っておっしゃっていました。「10歳の男の子を抱いて重たく感じなかったですか?」という質問に、「水中でしたし重たくはなかったですよ。それよりも子どもさんが抱かれながら時折笑顔を見せてくれたんです。それが嬉しかったですね。無事で何よりでした。」と語ってくださいました。
山育ちでもあり、毎朝1時間のウォーキングをかかさない道本さんですが、日頃の鍛錬が大事だと教えてくれたような表彰でした。

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