「古代人になりきって」古代鏡づくり

2009.07.31.fri/市立青少年教学の森野外活動センター

「古代人になりきって」古代鏡づくり

体験キャンプ「君は古代人になりきれるか」が、少年少女文化財教室の主催で7/31(金)〜8/2(日)に行われました。毎回、古代人が使った道具作りに挑戦するなど、テーマを設けて取り組むこのキャンプ、今年のテーマは「鋳型」。古代の遺跡から出土する遺物のうち、「三角縁神獣鏡」などに代表される銅鏡づくりに、参加した子どもたち20人が挑戦することになりました。
体験が行われたのは、キャンプ初日の7/31(金)。実際に金属を溶かして鋳型に流し込むのは危険をともなうので、子どもたちは代わりに石膏を使って古代の鏡づくりを行いました。
まずは鋳型を作ります。粘土で直径15cmほどの丸い板を作り、その上に模様を彫りこみます。思い思いの模様ができると、その周りをぐるっと紙で壁のように囲みます。ちょうどケーキを焼くときのような具合で、これで鋳型は完成。石膏を水でといて、鋳型に流し込み、固まるのを待ちます。1時間ほど経ってから、周りの紙を外し、粘土を慎重に取り外すと、石膏でできた古代鏡が姿を現しました。
こうして作った古代鏡は、このあと黄銅色に着色して、本物に近い雰囲気を出す予定だということでした。
このキャンプ「君は古代人になりきれるか」、参加者は大阪府をはじめ、遠くは宮城県からの子どもたちもいました。毎年参加しているという子や、以前参加した兄弟に進められてという子もいて、古代人体験やキャンプで友だちができる喜びを語ってくれました。

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