絵本「パパの柿の木」が歌に。東小学校の特別授業で披露

2018.07.18.wed/箕面市立東小学校

絵本「パパの柿の木」が歌に。東小学校の特別授業で披露

 日航機墜落事故で夫の谷口正勝さんを亡くした谷口真知子さん著の絵本「パパの柿の木」を題材にした楽曲「茜空」が完成し、楽曲を手がけたシンガーソングライターで箕面J-POP大使の北川たつやさんが、谷口さんと東小学校で特別授業を行い、楽曲を披露しました。
 「パパの柿の木」は、生前に正勝さんが植えた柿の木を支えに、家族が悲しみを乗り越える姿を描いた絵本。北川さんは、母校の東小学校を訪れた際に真知子さんと偶然出会い、絵本に心を打たれ、絵本を題材に子どもたちが歌えるような歌を作りたいと申し出たそうです。北川さんは、真知子さん宅に何度も通って話を聞き、今年4月には真知子さんと事故現場の御巣鷹山にも登り、歌を作り上げていきました。歌のタイトルは、事故があった1985年8月12日の夕日の色からつけました。
 7月18日(水曜日)、東小学校で特別授業が行われ、真知子さんが絵本を朗読し、命の大切さと日常の大切さを語り、北川さんが6年生の児童と一緒に『茜空』を披露しました。
 一緒に歌った子どもたちは「せつない歌ですが、とても元気に歌えてよかった」「家族といつも会えるのは当たり前じゃないんだなと思いました」と話し、見学に訪れた保護者は「日常の大切さをご本人の声でお聞きし、心に響きました」「いつも朝普通に夫や子どもたちを送り出していましたが、突然お別れがあるということを聞き、毎日考えて送り出そうと感じました」と話していました。
 『茜空』は、8月1日にCD発売されます。詳しくは北川たつやさんのオフィシャルサイトまで

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