第6回「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」授賞式

2015.11.21.sat/メイプルホール

第6回「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」授賞式

 子どもたちが自分で好きな本を選び、賞を贈る「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」。
全国でも他に例のない取り組みとして、注目されています。
 今年は、教育の分野で箕面市と交流のある秋田県の由利本荘市でも、子どもたちによる投票が行われました。
 7月に各小中学校で行われた投票の結果、絵本賞・作品賞・主演男優賞・主演女優賞・ヤングアダルト賞の五部門の受賞作が決定しました。
 授賞式は11月21日(土曜日)午後2時から、メイプルホール大ホールで行われました。
式の進行を担当するのも、すべて小中学生。司会やプレゼンターといった役目を、やや緊張しながらも立派に果たしていきました。

●絵本賞(小学1〜2年生)
「ちゃんとたべなさい」(ケス・グレイ/文、ニック・シャラット/絵、よしがみきょうた/訳)
翻訳者・よしがみきょうたさんのコメント
「本を読むということは、友だちを探すことに似ていると思います。もしかすると、一生の友だちとなる本に出会えるかもしれません。ぜひ、そんな本と出会ってみてください。
こんな素敵な賞をもらって、涙が出るほど嬉しいです」

●作品賞(小学3〜6年生)
「おばけやさん1」(おかべりか/作)
作者・おかべりかさんのコメント
「この作品で書きたかったのは、子どもに対して、本気で『ありがとう』『ごめんなさい』を言える大人の姿です。そんなメッセージを込めながら、これからも書いていこうと思います」

●主演男優賞(小学3〜6年生)
「怪盗ショコラ アイスミルクは永遠に」(杉山亮/作、小林裕美子/絵)より、ショコラ
絵・小林裕美子さんの講演「怪盗ショコラが誕生するまで」
「作者の杉山亮さんから、登場人物の説明を受けて、最初にキャラクターのイメージを描きます。編集者と相談しながら『子どもたちが親しみやすい絵に』『もうちょっと特徴を出して』と何度も描き直します。作者からの修正も反映させ、髪形もいろいろ考えた中から決定。これでようやく、ショコラたちの絵の完成です」

●主演女優賞(小学3〜6年生)
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(廣嶋玲子/作、jyajya/絵)より、紅子
作者・廣嶋玲子さんのコメント
「ノミネートのお知らせを聞いたとき、たぶんダメだろうと思いました。だって、他の候補は赤毛のアンとか、若くてピチピチした女の子ばかり。だから、受賞が決まって本当にびっくりしました。この紅子という主人公は、不思議なくらい悩まずに、すんなり下りてきたキャラクターです。そんな紅子が選ばれて嬉しいです。一緒に本を作った編集者や画家のjyajyaさん、そして選んでくれたみなさんに感謝します」

●ヤングアダルト賞(中学生)
「ディズニーそうじの神様が教えてくれたこと」(鎌田洋/著)
著者・鎌田洋さんのコメント
「子どもたちが選んでくれたということは、本物と認められたということです。最高ですね。今までいただいた賞の中で、一番嬉しいです。箕面市のこの活動は大変素晴らしい。全国の人にも伝えたいと思います」

 受賞者に贈られるトロフィーの「オスカー」。今年は第二中学校創作美術部により、モザイク技法で作られた盾が用意されました。各賞ごとにデザインが異なる、世界で一つだけのオスカーを手にして、作家のみなさんも嬉しそうでした。
 また、授賞式には由利本荘市の中学生5人も出席し、同市の読書活動の取り組みを舞台で発表しました。
 受賞式のあとに行われたサイン会では、それぞれの作家の前に長い列ができて、大変なにぎわいとなりました。ちょっとしたイラストを添えてもらったり、言葉を交わしたり…作家との貴重な交流の機会を、訪れた人たちは楽しんでいました。

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