モンスターがいっぱい!小野原ハロウィン

2013.10.26.sat/小野原西地域

モンスターがいっぱい!小野原ハロウィン

「トリック・オア・トリート!」
夕暮れのまちに響く、子どもたちの声。お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞー!

10月26日(土曜日)。箕面市東部の小野原の住宅街では、今年も「小野原ハロウィン」が開催されました。仮装した子どもたちが家々を回ってお菓子をもらうというハロウィンは、もともと西洋の風習ですが、小野原では地域を挙げてハロウィンが楽しまれており、名物行事としてすっかり定着しています。
 午後4時30分、小野原ハロウィンが始まりました。あちらからもこちらからも、思い思いの格好をした子どもたちが現れます。魔女、魔法使い、海賊、骸骨、カボチャのおばけ。不思議の国のアリス、吸血鬼、なんとかモンスター、ネコにネズミにプリンセス、なんでもあり。
 ハロウィンに参加している家は、オレンジ色の風船、カボチャの置物、ハロウィングッズで飾り付けてあります。家の前には簡易テーブルなどにお菓子が準備してあり、待ちかまえる住人のかたたちも楽しそうな様子。そこへ、三々五々と連れだって、モンスターたちがやって来ました。

「トリック・オア・トリート!」

ハロウィンの合言葉。Trick(いたずら)か、Treat(ごちそう)か…言われた方は、もちろん「ごちそう」のお菓子を、笑顔で子どもたちに渡しながらこう言います。
「ハッピー・ハロウィーン!」
首尾よくお菓子を手に入れたモンスターたちは、次の家を探してうろつき、行き交うモンスターでまちは次第に賑わっていきました。

今年オープンした多文化交流センターでは、お菓子のつかみ取りが行われていました。見れば、ひときわ大きなジャック・オ・ランタン(カボチャのおばけ)も…ん?ちょっと色が黄色っぽい…

滝ノ道ゆずるでした!

お菓子をもらった上に、ゆずると記念撮影もできて、モンスターたちも嬉しそうでした。
勇気りんりん、次々と家々をおどかして回る、小さなモンスターたち。しかし、出迎える住人も負けてはいません。ある家では、黒装束の恐ろしげなカボチャ怪人が現れ、おどかすはずの子どもたちを恐怖のどん底に叩き込んでいました。怖さのあまり泣き出す子もいて、これではあべこべです。それでもお菓子はちゃんと渡してくれたので、本当はいい人(?)なのかも知れませんね。

日も落ちて、まちはすっかり闇に包まれました。美しいイルミネーションの灯る家あり、気合いの入った飾り付けで楽しませてくれる家ありで、ハロウィンを楽しもうというみなさんの心意気が伝わって来ます。お菓子をいっぱい抱えた子どもたちも、一緒に歩いた大人たちも、すっかりハロウィンを堪能して満足げな表情でした。

街路には多くのかたが見守り役として立ち、安全に気を配っていました。地域の病院やインターナショナルスクール、商店なども協力して、大盛況となった小野原ハロウィンは、午後6時30分、無事に終了の時を迎えました。名残り惜しそうに家路につくモンスターたち、来年もきっと、小野原ハロウィンで出会えることでしょう。

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