平成24年度豊能地区3市2町合同防災訓練

2012.11.07.wed/箕面森町

平成24年度豊能地区3市2町合同防災訓練

 豊能地区の3市2町(箕面市、豊中市、池田市、豊能町、能勢町)が毎年開催している合同防災訓練。今年は豊能町に大きな被害が発生したと想定し、行われました。
 11月7日(水曜日)午前10時。箕面森町の西端・野球場が何個も入るような広大な空き地に、防災訓練の参加者や見学の一般客が集まる中、訓練が始まりました。
訓練の想定は、

「有馬高槻断層帯を震源とするマグニチュード7.2の直下型地震が発生し、豊能町で震度6強の揺れを観測、この地震により家屋倒壊はじめ甚大な人物的被害が発生」

というものです。
今回の訓練は「実動訓練」で、実際に緊急車両が出動して、救出や負傷者の搬送、放水訓練などを行います。
 最初の「避難誘導訓練」では、とどろみの森学園の5年生たちも参加し、自分たちの衣服を利用して作った担架で、負傷者役を運ぶ訓練を行いました。
 バケツリレー、消火器による初期消火訓練に続いて、道路・電力・水道・通信の各担当が復旧訓練を行いました。救助・救出訓練では、上空にヘリコプターが飛来して、建物から要救護者の救援を行いました。建物の真上でホバリングしているヘリコプターから、レスキュー隊員がワイヤーで降下して行き、建物の屋上で要救護者を確保し、吊り上げてもらって無事収容されるまで、時間にして数分でしたが、手に汗握るひとときでした。
 会場では、緊急車両の展示や、非常食の炊き出しも行われていました。晴天にも恵まれ、訓練はスムーズに進行し、正午には予定通り全ての訓練が終了しました。最後に、訓示を受けるためずらりと整列した訓練参加者のみなさん。「いざ」という時には、この人たちが頼りとなります。

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