収穫の秋だ!レッツ稲刈り体験!

2012.10.06.sat/白島2丁目

収穫の秋だ!レッツ稲刈り体験!

10月6日(土曜日)、白島2丁目の田んぼでは、市民の皆さんが稲刈り体験に取り組みました。
この日は稲刈りにはちょうどいい薄曇りのお天気。稲刈り開始まで、子どもたちはカエルやバッタを捕まえて遊びながら過ごし、日本の秋そのものといった景色でした。
午後1時に31世帯およそ100人が集合しました。その中の多くは今年の6月9日に同じ場所で行われた田植え体験の参加者です。
田植えではぬかるみに足を取られていた小さなお子さんが、半年の間にしっかりと成長されているのには驚きました。

稲刈りではカマを使うので、左右の人と十分に距離を取り、お子さんは絶えず見守って下さいという注意を受けたあと、稲刈りのコツ、稲の束ねかたのレクチャーも受け、いざ実践。
地面から握りこぶし一つ分くらい上を持ち、根元をザクザクとカマで刈っていきます。意外にも小さなお子さんもじょうずにカマを使っていて、実に軽快に稲穂を刈っていきます。むしろ大人のほうから「こんなに大変だとは思っていなかった」の声が上がっていましたよ。どうやらその理由は、立ったりしゃがんだりの動作の繰り返しにあるようです。中にははっきりと「お腹が邪魔で…」とおっしゃるかたも。
田んぼの畦を無駄にしないよう植えられた枝豆を、稲刈り参加者には格安で譲っていただけるというサプライズもあり、参加者のやる気は倍増したのでした。

田んぼの提供者、岡村幸雄さんが今日まで丹精込めて育ててくださったお米。素人目にはわかりませんが、今年はご自身で納得のいく作柄ではなかったそうです。理由は体調を崩された時期があり、例年通りの手入れができなかったこと。「植物は正直です。」と岡村さん。「小さなお子さんが今日自分でカマを使って稲刈りをしたことを、きっと心のどこかで覚えてくれているでしょう。体が続く限りこういった機会をもちたい」とおっしゃっていました。

この日刈り取った稲は、その場でコンバインにかけられました。このあと、精米されたお米が参加世帯全体に配られることになります。
植えられた稲の品種はコシヒカリの流れをくむヒノヒカリ。食卓に上る日が楽しみな農業体験でした。

■農とみどり政策課では、来年も田植え・稲刈り体験、黒大豆の植え付けや、いも掘りなど、さまざまな農業体験を企画しています。今後も もみじだよりなどで告知していきますので、参考になさってください。

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