気仙沼の仮設住宅で作られた手芸品の展示

2012.06.16.sat/みのお市民活動センター

気仙沼の仮設住宅で作られた手芸品の展示

みのお市民活動センターでは、気仙沼市の仮設住宅のお年寄りとお母さんたちが作った手芸品が展示されています。
仮設住宅には一人住まいの高齢者も多く、孤立防止に自治会を立ち上げ、手芸品作りを始めました。
最初はアクリルたわし、携帯ストラップなどの小物を作っていましたが、今回は幸せを願う「つるしかざり」が作られました。
つるしかざりは「人生50年」といわれた時代、49個の飾りに長生きを願って作られたものです。
飾りはさるぼぼ(9匹あり、苦難を避ける)、まり(何事も丸くいくように)、くす玉(中国では漢方薬を入れた袋を花で飾った厄除け)、かざぐるま(よい風向きに恵まれるように)、桃(邪気払い、延命、長寿)、三角形の火打(凛、四枚の布を使って作る所からしあわせ)などが着物の生地で作られ、ひもで吊り下げられていて、一つ仕上げるのに一ヶ月以上かかります。
今回は販売も行っており、売り上げは気仙沼市の仮設住宅の運営費に回されます。一針一針に復興への願いがこめられた手芸品をぜひご覧下さい。

■展示…6月11日(月曜日)〜6月16日(土曜日)午後3時まで
つるし飾り…30000円
着物生地のストラップ…500円、800円
アクリルたわし…300円

問い合わせ:浜田和成さん 電話090-8980-8876

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