亥(い)の日の伝統行事「亥の子」

2011.11.04.fri/止々呂美

亥(い)の日の伝統行事「亥の子」

 「亥の子のぼたもち祝いましょ!ひとつやふたつじゃ足りません!お櫃(ひつ)にいっぱい祝いましょ!もひとつおまけに祝いましょ!祝いましょ!」…亥の日にあたる11月4日の夜、止々呂美地域にこのかけ声が響きわたりました。
 これは「亥の子」と呼ばれ、止々呂美地域に古くから残る歴史ある伝統行事。毎年11月最初の亥の日に行われており、止々呂美に住む小学3年〜6年生の子どもたちが「亥の子槌」と呼ばれる棒状の道具を手に、地域の家を1軒ずつまわります。そして、玄関先でかけ声とともに亥の子槌を地面にたたきつけ、家主からご祝儀やお菓子などをもらいます。かつては、この日に各家庭でおはぎやぼたもちを作っていたことから、かけ声にもその名残がみられます。
 この日、上止々呂美でも地域に住む5人の小学生たちが亥の子槌を持って、1軒1軒家をまわっていきました。走って坂をかけ上がり、階段をスタスタのぼり…と、疲れも見せない様子の子どもたち。ご祝儀をいただいたかたへのお礼の言葉も忘れません。暗い夜道を懐中電灯で照らしながら、3時間かけて約50軒の家を順番にまわりました。家主から「頑張れよ!」と応援の言葉が飛ぶ場面も。
 行事が終わると、その後はメンバーの一人の家に集合し、みんなでいただいたご祝儀を開けます。みんなで計算し、ご祝儀は子どもたちに均等に分配されました。一部、子ども会にも寄付されるということです。

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