阿比太神社の「献湯神事」

2011.10.23.sun/阿比太神社(桜ヶ丘1丁目)

阿比太神社の「献湯神事」

 阿比太神社の祭りのさなかに行われた「献湯神事」。
熱湯をふりまき場を清めるというもので、これまでは本殿の中で行われてきましたが、今年初めて、境内の中央で神事が公開されました。
 午後1時20分。なみなみと湯をたたえた鉄釜二つが置かれました。炭火が赤く燃え、白煙と湯気が立ちこめる中、現われたのは白装束の巫女。清めの塩をまき、湯には米と神酒を注ぎます。本殿に正対して祈りを捧げたあと、上衣を取り、キリリと締めるは白たすき。両手に持った榊の束を湯に浸して、

 ピシャッ!

たっぷり含ませた湯を、勢いよく跳ね上げます。
軌跡を描いて高く飛ぶ、熱湯のしぶき。
左右の釜を行き来しながら、リズムに乗るように、踊るように、次第にそのテンポは早くなり、何度も何度もしぶきはあたりに飛び散ります。屋外での公開は初めてということもあり、居合わせた人たちは、珍しい神事を興味深げに見守りました。
 神事の締めくくりは、巫女の舞い。笛の音に合わせて優雅に舞う巫女の、手の鈴の音がシャラランと、四囲に鳴り響いていました。

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