文化財を火災から守れ!

2011.01.27.thu/箕面山瀧安寺

文化財を火災から守れ!

 1月26日は「文化財防火デー」。かつてこの日に、法隆寺金堂の火災で貴重な文化財が失われたことを教訓に、全国で重要文化財の防火訓練が行われています。
 1/27(木)、箕面山瀧安寺では、厳しい寒さの中、箕面市消防本部、消防団、瀧安寺の自衛消防隊による合同消防訓練が実施されました。「観音堂西側から出火、西の山へ燃え移った」という設定のもと、消防本部は川や防火水槽からくみ上げた水を山へ向けて放水したり、「水幕ホース」で水のカーテンを噴出させたり。自衛消防隊は、通報訓練、文化財の避難訓練などを行いました。
 瀧安寺には、大人の体ほどもある「如意輪観世音菩薩像」(重要文化財)を始め、平安初期や鎌倉中期の古文書などが多く保管されています。先人の残したこれらの貴重な財産を、大切に後世に伝えていきたい…訓練に参加したみなさんの真剣な表情から、そんな思いが伝わってくるようでした。

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